むし歯でなくても歯質が減ってくるものをTooth Wearといって
1、咬耗
2、摩耗
3、酸蝕
の3つが含まれます。
1つ目の咬耗とは物理的に歯の表面が積極的に触れることに起こります。
例えば、歯ぎしりをしたり、噛み合わせが強く当たっているところが減ってきます。
見た目の変化としては、歯が真っ直ぐに減ってきてひどくなると中の象牙質が露出してきま
す。
象牙質の色は表面のエナメル質の色より黄色~茶色っぽい色をしています。
予防するには、ご自身が歯ぎしりをしているのか把握し、必要に応じてマウスピースを
作製するなどが挙げらます。
2つ目に摩耗ですが、これは過度な力でブラッシングをしていたり研磨剤が多く入った
歯磨き粉を使うことによりおこります。
見た目の状態は歯ぐきがV字型になってきて歯ぐきが下がったようにも見えます。
知覚過敏の症状を起こす場合もあります。
予防策としては、適切なブラッシング圧での歯磨きをし、歯磨き粉も低研磨のものを
選ぶようにしましょう。
最後の3つ目の酸蝕は、酸の強いものを常に飲食していたりすることで
歯が溶けることです。
逆流製食道炎による胃酸の口への逆流または摂食障害などによる持続性の嘔吐にも
深い関わりがあります。
予防策としては、食習慣の見直しや健康状態を専門家に見ていただくことが良いでしょう。
今回は簡潔にTooth wearについてお話しました。
気になった方は当院にいらした際にお尋ねくださいね。
暑い日が続きますが、皆さんお身体お気をつけください^^
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